ADHD?ASD?
心理検査を受けた結果、記憶保持課題の値が著しく低く、心理士からは「LD(学習障害)だろう。しかし診断を下すのは医師で、診断ではASD(自閉症スペクトラム障害)かADHD(注意欠陥多動性障害)になるだろう。」と言われていました。
フラッシュバックの頻度が多いことや、聴覚過敏、人付き合いが苦手なことなどの事から、発達障害で間違いないだろうとのことでした。
しかし発達障害の中でもどの分類に入るかは、WAISの結果だけでなく総合的に判断するとのことで、何回か医師との診察で生育歴や家庭環境、きょうだいや両親のことを話していました。
自分としては「ADHDだったとは…」と腑に落ちなかったのですが、1ヶ月以上診てくれた先生の言うことだったので特に反発せず受け入れようと思っていました。
しかし、人間関係が苦手なことや視線恐怖を克服したこと、人と話すこと(特に雑談)に異様に神経を使うことを話しと「ASDではないか?」と主治医から言われるようになりました。
典型的な特徴がないのは健常者の振る舞いを学習して実践しているからではないか?と。
しかし自然にできることではないので、会話や人間関係に疲れ、すぐに断ち切ってしまうのではないか、と言われ納得できる部分がありました。
この話を母にしてみると「発達障害って何?」と聞かれたので姉のケースを出して説明してみました。
【ADHDの場合】
・落ち着きがない、じっとできない
・整理整頓できない
・借りたものを返せない
・金銭の管理ができない
など
【ASDの場合】
・人付き合いが苦手、目が合わせられない
・収集癖がある
・空気が読めない、比喩が伝わらない
・見通しが立たないと不安になる
・こだわり(儀式)が多い
など
この、「こだわり(儀式)が多い」という点で引っかかったらしく、父は毎朝5分刻みでスケジュールが決まっており、時間通りにできないと異様に焦ったり苛立ったりするという話を母から聞くことができました。
父は9時出社の仕事のために4時40分から起きて毎朝準備しているというのは少し異様です。
これは典型的なASDの特徴と言えるのではないかと思い、主治医に話すと同意を得られました。
長年の生きづらさの原因が判明して今は落ち着いています。看護師から「ラベルに気にするより、症状に合わせて考えていったほうがいい。」と言われましたが、今まで何がこんなに自分を苦しめているのかがやっと分かったのはやはり嬉しいです。
後は今ある諸々の症状がなだらかに落ち着いていけばいいなと思っています。
入院生活もあと少しです。筋肉注射や頓服を飲む数も減ってきているのでこの調子で頑張ります。
読んでくださってありがとうございました!