自由帳

記録とリハビリのための散文

閉鎖病棟へ

つづき

 

電車賃を借りる為に交番に行ったものの「ここはお金を貸す所ではありません」と一蹴され去ろうとしましたが、「なんでお金ないの?どうしたの?」と質問されました。
判断力が落ちていた私はバカ正直に「夫に抜き取られてお金もカードもありません」と話してしまったのです。これがよくなかった。けど誰かに聞いてほしかったのかもしれません。
好きな人ができた、離婚したいと言ったら殴られてる、Aを殺すと言って止められないと話すと「本署の方で話を聞きます」と交番から警察署まで連れて行かれて事の詳細を話すことになりました。


本署の一室に案内されて4~5人の知らない人に囲まれ、また一から説明すると、全身の痣の写真を撮られ、「傷害で刑事訴訟しますか?」と訊かれました。そんなつもりで交番に行った訳ではないので、「いいえ」と答えて、ただ電車賃を貸してくれたらよかったのになぁ。とぼーっと考えていました。
Aの電話番号を教えてと言われAが起きた時に電話を代わると、「危険だからしばらく家から出ておいてくれ」と指示が出て、これからどうするかという話になりました。


今の状態で夫の所には返せない、DVシェルターか実家に戻るか選べと言われました。数日前から躁転していると自覚があった私は昔入院していた精神科に入りたいと言うと警察から保健所、保健所から病院と取り合ってくれて、父の同伴のもとで精神科へ連れて行ってもらうことになりました。
担当医に今こういう事が起きてて、行く所がない、躁転してるから入院したいと話すとすぐに許可が出て入院の準備が始まって、晴れて閉鎖病棟に出戻りしたのでした。


閉鎖病棟の出来事はまた別の記事にします。

謝謝🐼